以下の症状が見られる方は要注意です!
- 喉の渇きが頻繁に起こる
- 健康診断で血糖値が高いと指摘された
- 尿の回数が増えた
- 甘いものやお米・パン・麺などの炭水化物を好んで食べる
- 食べているにもかかわらず痩せる
- 肥満体型である
糖尿病とは
糖尿病は血糖値を一定に保つ役割を持つホルモンであるインスリンの分泌に障害が生じ、結果として血糖値が上昇する疾患です。
血糖値が上昇し続けると血管に負担がかかりさまざまな合併症が引き起こされます。
合併症の種類によっては命に関わることもある重大な疾患ですので、健康診断での異常値の指摘があった場合には放置をせずに治療を行うことが何よりも大切です。
糖尿病にはⅠ型糖尿病とⅡ型糖尿病の2種類がありそれぞれ治療法が異なりますが、多くの場合はⅡ型糖尿病に分類されます。
糖尿病は自覚症状が乏しいため身体に異変を覚えるような明確な症状が出た時にはすでに病状が進行していることがあります。
定期的に健康診断を受診し、早期に治療を行うことが何よりも重要です。
インスリン分泌がうまくいかない原因
Ⅰ型糖尿病の原因は明確にはわかっていませんが、遺伝要因やウイルス感染が関与している可能性が考えられています。
一方、Ⅱ型糖尿病は、運動不足、過食、肥満、ストレス、加齢などの生活習慣の乱れが主な原因です。
糖尿病によって引き起こされる合併症
糖尿病を放置すると、さまざまな合併症が引き起こされます。
中には命に関わるものもございますので早めの対策が何よりも大切になります。
動脈硬化
高血糖状態が持続すると、血管内にダメージが生じます。本来、血管は柔軟性を保ち、全身に血液を送るための特性を持っていますが、ダメージが続くと血管壁が厚くなり、血管が狭くなることがあります。これが動脈硬化と呼ばれ、心筋梗塞などの深刻な疾患の原因となるほか、他の病気を引き起こす可能性があります。
糖尿病網膜症
糖尿病によって眼の網膜の血流が悪くなる病気です。網膜の血管は非常に細く、糖尿病によるダメージや動脈硬化の進行によって症状が現れます。治療を怠ると、失明に至る可能性があります。
糖尿病腎症
高血糖によって腎臓の機能が低下し、水分や老廃物の排出に問題が生じます。放置すると透析が必要になる場合もありますし、場合によっては壊疽を引き起こし切断を余儀なくされることもあります。
糖尿病神経障害
高血糖状態によって神経に損傷が生じる疾患です。自律神経障害や感覚・運動神経障害などがあり、特に足の感覚・運動神経障害は足の壊疽に繋がる可能性があるため、早期の診察が必要です。
糖尿病の治療
当院では患者さん一人ひとりの症状や状態に合わせた治療を行っています。Ⅰ型糖尿病ではインスリン補充が主な治療法であり、Ⅱ型糖尿病では生活習慣の改善が重要です。食事療法や運動療法のほか、必要に応じて薬物療法も行います。
ご相談・お問い合わせ
糖尿病は自覚症状が乏しいため、早めの相談が重要です。血糖値の異常を感じたら、当院までご相談ください。また、糖尿病の発症・進行を防ぐためには定期的な健康診断も必要です。当院でも健康診断を行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
web予約はこちら監修・執筆:福田浩之
- 役職:横浜橋クリニック院長
- 所有資格:日本内科学会認定医/日本消化器病学会専門医/日本超音波医学会専門医/難病指定医/身体障害者福祉法第15条に基づく指定医師
- 所属学会:日本肝臓学会/日本画像医学会
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