下記に当てはまる方は注意が必要です!
- 最近身体がだるいと感じる
- 吐き気がする
- 食欲がない
- 皮膚や眼球の白い部分が黄色く変色している
C型肝炎とは
C型肝炎とはC型肝炎ウイルスによって引き起こされる肝炎のことです。
肝炎になるとまずは急性肝炎となり、その後治癒しなかったものが慢性肝炎として残ります。
肝炎になると肝臓の細胞が死滅し、肝臓の機能である解毒作用、アルコールの分解が果たされなくなってしまう他、進行すると肝硬変や肝臓がんにもなってしまう可能性があります。
そのため、思い当たる症状がある場合には早急に医療機関に相談することが重要です。
C型肝炎の原因
C型肝炎の原因で最も多いのが血液感染です。
注射針の共用や感染者の方の血液に触れてしまったことにより、HCVウイルスが体内に入ることで感染します。
一昔前までは母子感染による感染の可能性もありました。
C型肝炎のリスクと関連疾患
C型肝炎になると下記のような疾患になる可能性が高くなります。
肝硬変
長期間HCVウイルスに感染することで肝臓の正常な組織が瘢痕組織に置き換わり、肝機能が低下する病気です。徐々に肝硬変が進行します。
肝がん
C型肝炎が進行し、慢性肝炎になると肝細胞がんのリスクが高まります。特に肝硬変が進行している場合、さらにリスクが高まる傾向にあります。
その他、糖尿病や腎臓疾患などにも繋がる可能性があります。
C型肝炎の検査
C型肝炎にかかっているかどうかを診断するためには検査を実施します。
①血液検査
まずは血液中にHCVウイルスに対する抗体が存在しているのかどうかの抗体検査をします。
抗体が存在していると感染経験があるということになりますので、現在の感染状況を明確にするためにHCV RNA検査などにより現在HCVウイルスが体内にいるかどうかの検査を行います。
②エコー検査
肝臓の構造や状態を調べるためにエコー検査を行い、肝硬変や肝炎が発生していないかどうかを調べます。
お問い合わせ
C型肝炎は早期の治療が重要です。
放置しておくと肝臓がんなど重大な疾患に繋がる可能性もありますので、思い当たる症状がある場合には医療機関を受診するようにしてください。
web予約はこちら監修・執筆:福田浩之
- 役職:横浜橋クリニック院長
- 所有資格:日本内科学会認定医/日本消化器病学会専門医/日本超音波医学会専門医/難病指定医/身体障害者福祉法第15条に基づく指定医師
- 所属学会:日本肝臓学会/日本画像医学会
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